彩雲国物語


  キ ャ ス ト  
   
紅 秀麗(こう しゅうれい) 桑島 法子 ・・・主人公。名門・紅家のお嬢様。だが、貧乏。
紫 劉輝(し りゅうき) 関 智一 ・・・半年前に即位した国王。
シ 静蘭(し せいらん/「し」は草冠に此) 緑川 光 ・・・秀麗父子に仕える家人。
藍 楸瑛(らん しゅうえい) 森川 智之 ・・・武官。左雨林軍将軍。紅家と並ぶ名門・藍家出身。国王補佐。
李 絳攸(り こうゆう) 檜山 修之 ・・・文官。天才的方向音痴。
紅 邵可(こう しょうか) 池田 秀一 ・・・秀麗の父。
霄太師(しょうたいし) 石井 康嗣 ・・・宮廷百官の長。喰えない爺さん。
宋太傅(そうたいはく) 小形満 ・・・朝廷三師の一人。元羽林軍大将軍で劉輝の剣の師匠。体躯のいい人。
茶太保(さたいほ) 坂東尚樹 ・・・朝廷三師の一人。厳格そうな爺さん。
珠翠(しゅすい) 岡村明美 ・・・女官 // 香鈴(こうりん)・・・侍女の女の子
OP「はじまりの風」平原綾香・・・ ゆったりした曲。サビから聞こえる二胡(と思われる)はもうちょっと主張して欲しいなぁ。
ED「最高の片想い」タイナカサチ・・・ しっとりした始まりからサビの盛り上がりがいい!「disillusion」とは違った感じで、ビックリ。こういう歌い方も出来るんだなぁ。


第1話 うまい話には裏がある
紅秀麗は、彩雲国の王都・貴陽に暮らす、由緒正しい紅家のお嬢さま。だけど家計は火の車で、賃仕事に精を出す日々。ある日、朝廷のお偉方、霄太師が頼みがあるとやってきた。高額報酬に目がくらみ、二つ返事で引き受けた秀麗だったが、頼みというのは、ダメ王様と噂される彩雲国の新王、紫劉輝の妃になってくれ、というものだった・・・。
原作未読です。なんとなく、まるマの後なので見てみた。中華系ファンタジー好きだし。
十二国記みたいなシリアスなのかと思ってたら、全然違った!すごい構えて見ちゃったヨ。 だって、冒頭で魑魅魍魎が云々〜とか言うからさぁ。

主人公(秀麗)の家は名門なのに、貧乏で屋敷の修復もままならないってな設定に笑った。
貧乏から脱出したい秀麗は金500の報酬で(ちょい無理やり?)国王の妃になることに。
というか、タイトルがタイトルなので何か物騒なことが・・・って考えていたよ。
王宮での秘密会議も暗い中だったからさ。あの太師は喰えない爺さんだな。

国王は政事にやる気なしのダメダメ国王。国王を正すために秀麗は妃となったんだが、肝心の国王に会えず・・・
毎日ふらふらしてるらしい。もしかして延王(十二国記)!?(笑)いや、延王はやるときゃやるわな。
それより、一番気になったのが、秀麗が国王について勉強しようと開いた本。現国王は6番目の子云々ってのはいいが、王は政事に興味を持たずやる気がないとか、主上は女より男が好きって!何だそれ、誰かの日記!?(笑)かなりウケた。

で、ようやく出会えた秀麗と国王。
秀麗は国王と気づいているけど、国王のほうは身分がバレていないと思ってる(笑)しかも他人の名前名乗ってるし!
あれは一目惚れというか、気になるってとこ止まりなのかな。
そんな出会いを見守る太師含む、重鎮(と思われる)たち・・・覗き見!?

そんなこんな1話でしたが、ネオロマ的に話は進むのかしら?キャラもそんな感じだし。 てか、緑川光さんがっ・・・だめだ、慣れない!いい悪いじゃなくて、なんというか、緑川さんの声はツンツンしたキャラで聞き慣れているので、ネオロマ的甘い声の免疫が私にはないんだー!!
徐々に慣れよう、自分。


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第2話 井の中の蛙大海を知らず
新王・劉輝の教育係として、妃の身分で後宮に入った秀麗。劉輝と過ごす日々の中で、噂ほどのダメ王様ではない、むしろ、いい王様になるかもしれないと思い始める。秀麗は、劉輝が街へ出たことがないと知り、庶民の生活の現状を見せようと、おしのびで、劉輝を下街へと連れ出すが・・・。
十二国記みたいな部署が出てきた・・・十二国記は誰がどの部署でどんな役割なのかを理解するのに苦労したなぁ。なんてことを思い出した。今回は十二国記のお陰でなんとなく、分かるぜ。
さて、今回はようやく国王(劉輝)が政をやると決心する回。
バレているにも関らず、身分を隠している劉輝が笑える。てか、饅頭食べすぎだよ!1人で5〜6個って(笑)

秀麗は頭の回転が良く、思いやりのある子なのね。誰からでも好かれる感じ。
国のことを思い、劉輝をどうにか立派な国王にしようとする秀麗の言葉に絳攸と楸瑛は目を見張ったり、劉輝も秀麗の言葉に心を動かされて政をすると決意したしね。

8年前まで国内は王位戦争(つか内乱?)で荒れてたのね。辛かった昔を思い出す秀麗を慰める静蘭。いい感じだな。
静蘭のほうはどうだか知らないけど、秀麗は幼馴染というか頼れる兄というか、そんな風に思ってるんだろうなぁ。

最後、ようやく姿を現した劉輝に大量の書物と共に迫る絳攸が面白かった。

そういえば、ようやく秀麗に正体を明かしたとき「女より男のほうが好きなのよね!?」と聞かれ、しばし考えて「そうだ」と答えた劉輝だけど、本当のところどうなのさ? あの考えていた間が気になって仕方ない。

今回知ったのが「二胡」と「胡弓」の違い。全く別の楽器らしい。二胡が中国の楽器で、胡弓が日本の楽器だそうな。

あれだね、関さんってヘタレ役合うのね(え)


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第3話 能ある鷹は爪を隠す
秀麗が後宮に上がって、ひと月。彩雲国の新王、劉輝は秀麗との約束を守り、次第に政事に関わるようになっていた。ある夜、バラの花を手にした劉輝が、突然、後宮の秀麗のもとを訪ねて来る。手を傷だらけにしてバラを摘んできた劉輝に、秀麗はバラ姫の話を聞かせる。そんな折、宮殿で彩雲国の高官が集まる酒宴で事件が起きる
だんだん国王らしくなっていく劉輝。
劉輝は馬鹿ではなく、馬鹿のフリをしていたとな。

劉輝の過去がちょっと分かった回でもある。
小さい頃は母や兄たちにいじめられていたそうな。蔵に閉じ込められたりして、暗いところで1人でいるのは嫌いらしい。
でも1人の兄はよくしてくれたとか・・・ちょっと空鐘のフェリオを思い出した。
その兄が流罪でいなくなってからは府庫で秀麗の父(邵可)に会い、そこを居場所としていたみたい。たぶん、邵可に勉学を習ったんだろうな。

ついに(?)秀麗と劉輝が床を共にするとか、劉輝が静蘭に嫉妬とか、プレゼントでラブ全開!と思いきや、宴の席で秀麗に毒入りの杯が注がれるという不穏な動きが・・・
まぁ、王宮に巣食う魔というのはバカな王が欲しいわけで、優秀な王は邪魔ってなわけですな。今まで無能な王だったのが、秀麗が妃となったとたん、優秀になっちゃったんで秀麗が邪魔だと判断したんだろう。
で、その毒入り杯は咄嗟に毒入りだと判断した劉輝が飲み干しちゃった。杯を返すことは無礼なことらしい。
毒は翌日には治る弱いものだった。そんな毒の成分まで分かるのか、劉輝は!

楸瑛と絳攸に王から花が送られる。その花を受け取れば王に忠誠を示すことになるそうな。 王家の色である紫色の花菖蒲。意味は「あなたを信頼します」。2人は2重の意味が込められた花を受け取って今回はEND。
でもこういう忠誠を誓うとかいうのを、廊下でってのはどうかと・・・
もっとこっそりやったほうがいいじゃないかね?誰かに見られてもいいものなの? 反国王派が見てたら、警戒されてボロを出さないような・・・

なんか今回は早足だったような気がする。場面転換が早い早い。


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第4話 それは宝の持ち腐れ
劉輝が秀麗の危機を救い、実は、劉輝はダメ王様のフリをしていただけだと知った秀麗は、怒りのあまり後宮を辞すと告げるが、霄太師らに丸め込まれる。憤る秀麗は、父邵可から、劉輝の不幸な幼年時代の話を聞く。宮中では武芸大会が催されることになり、劉輝をはじめ、楸瑛や静蘭が剣の腕を競う。
楸瑛が森川ボイスのせいか、だんだん腹黒コンラートに見えてきた・・・
そして邵可が服の色のせいかアーロン(FF10)っぽい。でも目は細いのでブラスカ様とアーロンを足して割ったような感じか(え)

なんか静蘭が劉輝の兄っぽい。と思っていたらそのようで。
武道大会は宋太博が静蘭の正体を見極めるために開いたと思うんだが、絳攸は謎の暗殺集団をあぶり出す為なんだ!と。
そんな集団がいるのかー。「黒狼」という先代の懐刀だそうな。今も王宮にいるそうで・・・ちょっと幻水Vを思い出した。

静蘭って過去に何があったんだろう・・・どうして流罪にされたのかが気になるところ。文武両道で邪魔だったのか?
劉輝は自分がダメな王でいれば、誰かが兄(清苑公子)を探して連れ戻すように言うだろうと思っていたんですね。甘い考えだなぁ。そうなる前に宰相(悪人ならば)が意のままに国を動かすでしょうよ。むしろ、王の権限で兄を探せばいいのに。
んなこと言ったらストーリーが出来ませんがね。

てなことで、兄弟は無事感動の再会。
その様子を途中から見ていた秀麗は2人が好き合ってるんだ!なんて誤解を(笑)
この話ってこういう笑いがあって面白い。


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第5話 努力に勝る天才なし
秀麗の身の回りから次々と発見される毒に対処し、その出所に目星をつける劉輝ら。そんなことは全く知らない秀麗は、藍龍蓮と名乗る、奇妙な青年と出会う。その青年は、藍将軍の弟だった。自由気まま、傍若無人に振る舞う変わり者の龍蓮に、周囲は振り回されてしまう。
楸瑛の弟、龍蓮(笛の人)が登場。
天才故に誰からも理解されず孤独に放浪する、という感じ。
秀麗はそんな彼を手懐け受け入れ、心の友となりましたw

銀の食器は毒によって変色するそうな。だから、秀麗の茶器は銀なのか。
急に身のこなしを見せ始めた珠翠。秀麗を守るため?
前回の暗殺集団ってのも気になるので、今後の彼女の動きをチェックだ。

冒頭の楸瑛と劉輝。毒の出所や犯人らしき人物を特定している会話の後
「花菖蒲を受け取りましたからね」
という言葉を聞いて秀麗がまた誤解を。
「2人は花を贈り合う仲なの!?」
背景に楸瑛と劉輝が花を手にする姿に爆笑だった。
このアニメ、必ず1回はBLチックな絵が入るね(笑)

最後は「秀麗に好きになってもらう努力」として山積みのプレゼントを渡す劉輝。
が、秀麗は「無駄遣いは嫌いなのよ!!」と劉輝を殴って・・・ない?
いやー、ほのぼのした回でした(笑)


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第6話 画竜点睛を欠く
日に日に王らしくなっていく劉輝に、満足げな霄太師ら。秀麗は、劉輝に王としての自覚を持たせるという、自分の役目が終わりに近いことを察し、寂しくなる。何だかんだ言っても、後宮で過ごす日々は楽しかったからだ。側付きの香鈴も、秀麗の寂しさを感じ、元気づけようとするが、その矢先、秀麗が何者かに拉致されてしまう。
攫われる秀麗。静蘭はいち早く犯人の元へ・・・
やっぱり、珠翠が怪しいと思いきや、香鈴が茶太保と繋がってて、茶太保があれこれ指示していた様子。でも、光琳は何も知らないらしい。
太師は珠翠をスパイとして茶太保につけていた。
結局は全て太師はお見通しで、茶太保は掌の上だったわけだが・・・彼、逃げちゃったよ?

茶太保はいつも自分より上にいる太師が憎い。自分は努力して上を目指したのに、太師は王に忠実で権力に固執しない。どうしても越えられない壁、か。
茶太保は静蘭を利用して太師の座に就こうとしていた、でいいのかな。静蘭はそんなタマじゃないと思うんだけどな。
香鈴は茶太保に助けられ育てられたんだね。変な野望さえ持たなければいい人なのになぁ。

てか、黒狼は父上(邵可)だったよ!!細目のキャラって絶対、何かあるもんだよな。 しかも、あの怪しいと言っていた珠翠も黒狼で邵可の部下みたいだし。
珠翠を動かせるのは先王と邵可と太師なんだそうな。邵可は太師同様、何でも知ってる感じ。府庫にいるのも敵を欺くためというか、目立たないためなんだろうなぁ。
それより邵可がますますアーロンに見えてきたよ。

一方、攫われた秀麗を助けるために劉輝は1人矢文に書かれた場所へと向かう。
1人でのこのこと王様がいいのかね。それだけ腕が立つんだろうけど。
劉輝がピンチ(?)になったところで次回に続く!

*画竜点睛・・・物事を立派に完成させるための最後の仕上げ。わずかなことで、全体が引き立つたとえ。


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